葬儀の贈り物とは?

久しぶりのブログです。

今回は冠婚葬祭の「葬」にまつわるテーマです。

日々を生きてますと身内やご親戚、お知り合いやそのご家族など、訃報を受け取る機会があるかと思います。

そしてその際に自身の気持ちを伝えるもの、また悲しみに暮れる遺族へのお悔やみの贈り物、というものがあります。

その際に何を贈ったらいいか、そういう場面に遭遇しないと分からず、いざという時に戸惑うことも多いと思いますので、整理したものをお伝えしますね。

主なものとしては、

「香典」「供花」「供物」などがあります。

「香典」とは、お線香代として供えるお金のこと、をいいます。通夜や葬儀に参列する際に受付で渡したり、喪主に渡したりします。

「供花」とは「きょうか」または「くげ」と読みます。

供花を贈る場合は、葬儀後から忌明けである四十九日法要までに贈ります。また法要の前日や、開始前までに手配を済ませている場合は、法要の会場を飾る役割にもなります。

「供物」とは、一般的には弔問客が祭壇に供える品物のことです。例えば仏教の供物では、焼き菓子や果物、ろうそく、進物用線香などがあります。

また逆にその御礼として、遺族の方がお渡ししているものとして、「会葬御礼」「香典返し」などがあります。

「会葬御礼(会葬返礼品)」は、通夜や告別式などに来ていただいた方に、感謝の気持ちを込めて渡すものです。香典をいただいていない場合でも、弔問客の全員に渡します。

葬儀を執り行ったことのある方は、どういうものにしたら良いのか、悩まれた方もいらっしゃるのではないでしょうか?

「会葬御礼」では、日常生活で利用するものが喜ばれます。タオルやハンカチ、お茶やのり、コーヒーや紅茶などが定番ですが、最近では、クオカードや図書カードなど持ち帰る時にかさばらないものを利用するケースも増えています。

「香典返し」とは、香典を包んでくれた方に後日渡すお返しです。

香典返しの品物は、いただいた香典の3分の1~半額程度の金額の品物を渡します。品物としては、お茶やのりなどが定番です。また、石鹸や洗剤なども利用されます。最近では、香典返しにカタログギフトを送るケースも増えています。

以上、葬儀にまつわる贈り物についてあげてみました。

儀礼的なものとらえてしまいがちですが、故人を偲ぶという想いが反映される大事なものなので、言葉の意味、贈る意味なども踏まえながら、贈っていきたいと思っております。

参考記事

会葬御礼と香典返しの違いとは?

https://www.harmonick.co.jp/okaeshi/kouden-gaeshi/etc/id011.php

葬儀での遺族への贈り物とは?