甘いみかんはどっち?
冬の時期に食べる果物といったら、やはり『みかん』ですよね。ウチの子供はみかんが好きなようで、よく食べてます。私の小さい頃は、みかんの薄皮の上の白い繊維を全部キレ~イに取っては満足してました。あと、こたつの上にみかん、といった風景は今はもはや20世紀の原風景でしょうか。
先日テレビを見てましたら、「2つのみかんを見比べてどちらが甘いかわかりますか?」という話で始まり、絶対分からない!と思って観てましたが、なんと、そういった見た目でも判断できたりする「柑橘(かんきつ)ソムリエ」というものがある、ライセンス制度があることもやっていました。
その面白い試みの「柑橘ソムリエライセンス制度」は2020年の秋に始まっているそうで、立ち上げは宇和島市で3代続く柑橘農家の二宮新治さんという方が、知人から『ワインや野菜のように柑橘のソムリエがいたらおもしろいのではないか』というアイデアをもらったことをきっかけに、同世代の農家さんを中心とするメンバーと一緒に立ち上げたそうです。
その二宮さんのコメントが印象的で、
『柑橘は愛媛にとって大きな存在ですが、収穫量や売上など経済目線で語られることはあっても、文化的な楽しみ方があるかというとちょっと弱いと思ったんです。柑橘農業は後継者不足や耕作放棄地の増加といった課題があります。おもしろい取り組みをして柑橘を盛り上げたいと思いました』
とありました。
経済目線での捉え方や、環境悪いことはやめるべきだ、などの視点は大事なところでもありますが、やはりそこに敷居低くアプローチするためにも、取り組みの面白さやカッコよさは、凄く必要だなと最近とても感じます。
その面白さに惹かれて人が集まり、文化が形成される、この循環を作れれば世の中はもっと面白いことになるとおもいました。
ちなみに先ほど甘さの見極め方ですが、一例としては、へたの部分の大きさに注目だそうで、へたの部分が小さい方が甘いみかん、だそうです。
理由としては、へたの部分は水分や養分の通り道となる軸になるのですが、柑橘はそもそも多くの水分や養分を必要としない果実ということで、水分や養分が通りすぎない、軸が細いもののほうが、味が引き締まっておいしい、ようです。
柑橘ソムリエ、注目です(*^^*)
参考記事↓